アメリカamazonの方で見かけて日本にも早く来ないかなと思っていた子供向けのサービスがこの3月から始まりました。
Amazon Freetime unlimitedという月額固定制で、本来有料の子供向け知育アプリや子供向け動画が使い放題になるサービスです。
Amazon Freetime unlimitedとは?
3歳から12歳の子供向けの学習アプリ、動画、電子書籍など本来有料のコンテンツを月額固定で利用できるサービスです。
「ベネッセコーポレーション こどもちゃれんじ」や「学研プラス」などの学習アプリなど良質なものが揃っているようです。
通常月額980円ですがAmazonプライム会員になっている場合は月額480円。
1ヶ月の無料期間があるので早速申し込みをおすすめしたいところですが、利用するためにはamazonが販売しているFireタブレットを利用していることが条件になっています。
FireタブレットはAndroidをベースにamaonがカスタマイズして売り出しているタブレット端末です。
アプリはAmazonアプリストアからのダウンロードになります。
Amazonアプリストアのアプリでは課金する際Amazon coinによる課金という通常より割引価格(最大25%割引)でアプリ内課金ができるシステムがあるので、むしろそれを利用するためにFire端末ではないけどAmazonアプリストアつかっているっていうAndoroidユーザーも多いです。
知育アプリも有料のものが結構多いし有料のものの方がクオリティが高いので、節約したいんだったらAmazonアプリストアを使わない手はないですよね。
うちは以前にFire 8 HDを買って利用していたのですが、システムが自動でアップデートされていていつの間にかフリータイムという見慣れないアイコンが一つ追加されていました。早速1ヶ月のお試しを開始。
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Freetimeを導入すると何が変わるの?
Freetimeを導入した場合同じ一つのamazonアカウントをつかっていても、Fire上で別のユーザーが作成されるのです。
今までもこまかく設定をしていけばある程度機能制限が可能でしたが、その場合親の私とタブレットの利用を共有したい場合いちいち解除をして子供に渡すときにまた機能制限をして・・・・と結構面倒くさいのです。
また端末上にダウンロードしたものに関しては、アプリをつかわせたかったらどうしても子供と共有になるため、例えばSNSなどのアプリはちょっと危険な気がして入れれなかったのですよね。
一方Freetimeの画面は完全に子供向けにカスタマイズされたものになっています。
アカウントで購入済みのもの(kindle本やアプリや動画)に関しても子供用のものだけ子供用のアカウントに表示させて、他は表示させないといった細かいカスタマイズをことができます。
当然ウェブブラウザの利用も子供向けのサイトのみに限定したり、そもそも利用できないようにするということもできます。
そしてFreetimeのアカウントは4つまで追加できるので、例えばお姉ちゃんのアカウントでは利用できるように表示させるけど弟の方にはまだ早いと思うからこのアプリは表示させないといったカスタマイズもできます。アプリ、動画、本、ウェブという機能ごとに選択もできるのでお姉ちゃんはアプリと動画と本が利用できるけど、弟のアカウントの方は動画と本だけ利用可能みたいな設定もできます。
そしてアカウントごとに利用時間(利用可能な時間帯および総時間)の制限もしっかりできるので、ずるずる使わせ過ぎってこともない。「まだちょっとしかやってないよー」とか子供の常套句ですが、機械はその辺クールにきっちり終了してきますからね。
ペアレントコントロール画面
Freetimeを適応するとまず子供のプロフィール(これは一端末4つまで追加できる)を入力するようになっていて、誕生日(年齢ごとの管理用)と名前をいれ一日の利用時間の設定があります。
アプリ、本、ビデオのそれぞれの項目でどれくらい利用できるかを決めれて、その時間が過ぎると利用が制限されるようになっているのですね。
ビデオを見せたくない場合は0にしとくみたいなことも可能です。
また利用可能な時間帯も設定できるので夜に勝手に使われないように午前中だけとか、親がしっかり利用を監視していられるこの時間帯にだけみたいなこともできます。
それまでにインストールされていたアプリに関して表示するかどうかの選択の画面が出てきます。
アカウントが複数ある場合アカウントAには表示、Bには非表示にといった細かい設定もできるようです。
こんな感じでなにをどのくらい利用したかという把握もしやすい。
ういちゃんのアカウントでは本も読めるようにしてあるのにアプリ利用ばっかりですね・・・、みたいなことがばっちり把握できます。
このFreetimeの設定は最初に設定したあとは、親向けのペアレントダッシュボードでしか変更できません。
別のPCやスマホの端末からペアレントダッシュボードにアクセスしてネット経由で操作するわけです。
もしくはFireタブレットでFreetimeアカウントから親用のアカウントに切り替えてから変更ですね。
やりかたは画面を上から下にスワイプして「アカウントを切り替え」を押す。そして端末用のロック解除のパスを入れて親用のアカウントにきりかえ。freetimeアプリからペアレントダッシュボードを開くか、ブラウザ経由でアクセスします。
これ、昔はゲームしすぎでゲーム機の電源をぬかれるとかゲーム機取り上げとかありましたが、今はスマホからロックして利用停止!っていう時代になったのですね・・・・。
ちなみにこのFreetimeの月額課金の解約などもペアレント画面ですることになります。
最初はダウンロードするのに時間がかかる
Freetimeの画面では利用できるコンテンツがずらっと並ぶのですが、最初はアイコンを押すと端末にダウンロードをすることになるのでその分時間がかかります。
それまでダウンロードしてあったアプリでもFreetimeの対象になってると課金コンテンツ部分を利用可能にするためにダウンロードがいるようです。
こちらは大好きなキティーちゃんのランチをつくるアプリをあそんでいるところ。
無料でダウンロードできるけど、最初の一つだけがあそべて他のメニューもやりたかったら課金してねというアプリ内課金方式。楽しんではいましたが課金してまで買おうかなという気にはならず、おねだりされてもスルーし続けていました。
こちらもフリータイムの対象のアプリだったので、これまでできなかった部分ができるようになってて大喜びでした。
年齢フィルタが自動でかかる
最初に子供のアカウントを設定するときに誕生日を入力することになっているのですが、それと親の設定での対象年齢設定で自動的にアプリや動画などの対象年齢フィルタがかかるようです。
たとえば4歳までで設定していると学習系のほんとの意味での知育アプリが低年齢すぎるのかほとんどでてこず、あかちゃんでも使えそうな単純なアプリがでてきます。ちょっともとめてるものとちがうな・・・ということでダッシュボードから年齢範囲設定をあげました。
もしこれから端末を用意するなら断然キッズモデル
もしまだFireタブレットをおもちでなくてこれから子供用に準備するかって方にはAmazon FreeTime Unlimitedの利用が一年無料で、保証期間2年の間に子供が壊したりしたら無料で端末を交換してくれるという太っ腹な保証がついたFire HD 8タブレット キッズモデルがあわせて発売されましたのでそちらがいいんじゃないかと思います。
Fire HD 8は一番安価でFire端末の中ではスペック的には下です。
なのでハイスペックタブレットに比べると・・・っていう人もいますが子供の学習用タブレットとしてはとても優秀です。
普通のFire HD 8タブレットとの違いは
・子供向けの衝撃吸収用のカバー(別途購入だと2980円する)がついてる
・子供の利用により破損、水没など通常だったら保証の対象とならないような壊した時の無償交換保証(2年間)
・Amazon Freetime unlimited一年分の利用、通常11,760円(980円×12ヶ月)が無料
つまりプライム会員じゃない場合キッズモデルは14,980-2,980-11,760=240円。本体価格実質240円てことになるんですけどいいんですか?
それだけFreetimeを2年目以降も継続してくれるはず、そして2年目からはプライム会員になってくれるはずっていう自信があるってことかな?
仮に既にプライム会員だったとしてもFreetime一年分5,760円(480円×12ヶ月)うくことになり、プライム会員向けの購入割引がある通常版Fire HD 8との購入差額が吸収されていますし、2年間の無償交換保証やカバーがプラスアルファになっている分こちらの方がどう考えてもお得です。2年目以降は当然プライム会員の方が月会費おやすくなりますしね。
うちはFire HD 8タブレットをハイスペックが要求されるようなアプリ使われなくて済むから逆に安心だし、もし雑な扱いされてこわれてもまだ許せる価格ってことで買ったんですが、このキッズモデルだとまるっと交換してくれるとはなんて素敵なサービスなの。
もし私がまだ持ってなかったら絶対にこっち買いますね。いいな羨ましい。。。
いっそもう一台買って子供専用にしようかなという気すらする・・・。
まとめ
まだお試しを開始したばかりなので、わからないことも多いのですがとりあえずここ数日の利用の感想です。
メリット
大人向けの広告とかアプリとかが一切でないので安心して使わせることができます。
アプリ内課金が多い知育アプリを使い放題なのがうれしい。
親向けアカウントと完全に分けて使えるので、タブレット共有の際の使い勝手はあがりました。
デメリット
色々利用できるものがありすぎて親がやって欲しいなと思っている知育アプリではないものに子供が目移りしてしまうかも。
自由度が高い分学習計画というか、そういうのは立てにくい気がする。
Freetimeの画面にこれはでてこないようにとかカスタマイズする方法あるのかな?ちょっと探ってみます。
Freetimeの対象のアプリだけが出てくるってわけではなく、そうじゃない子供向けアプリも表示されています。Freetimeの対象のアプリとそうではないアプリの違いが分かりにくいです。
そして最大のネックが月額ですね。
果たしてお目当のアプリだけ購入した方がいいのか、使い放題で色々気軽に試せる方がいいのか悩みどころかも。
とりあえず使い始めたところでまだわからないことも多いので、しばらく使ってみてまたレビューしたいと思います。