幼稚園役員になってしまったので役員とはの考察

  • 2018年4月28日
  • 2019年4月17日
  • 幼稚園

幼稚園って割と平日にイベントごとを設定してくるんですよね。

それだけでも働いてると仕事の調整しないといけないし憂鬱なんですけど、もっと大変なのが役員さん。

そもそも役員ってなに?

保護者役員が何をするかっていうと、イベント前からの準備や当日の駐車場整備、白線ひきなど。要するに幼稚園の職員さんだけでは賄えない部分を役員さんのボランティアが支えているんです。

役員というなんとなく偉そうな肩書きですが要は程のいい労働力。
負担感は幼稚園にもよって違ってくるようですが、うちの幼稚園はイベント前一週間くらい毎日幼稚園に行かないといけないとかで有給使いきったとか、お仕事やってる人はもちろんそうじゃなくても結構な負担を強いられるというお話。

で、地域ごとにグループが設定されてそこから数名役員さんを選出しなければいけないのです。
うちの園の役員は昨年までに役員をやった人、下に未就園児がいたり妊娠中の人は免除というルール。
まぁ地域に候補がいなければそういう方からも選出しないといけないらしく、当然ついこないだ入園式をしたばかりでまだ右も左もわからぬ私みたいな年少さんの親だろうと容赦はないのですね。

幼稚園のイベントの主役はやはり年長さんなので、自分の子が年長さんの時に役員になってしまうと演技をゆっくり見れないし、逃げ切れずにどうせやらないといけないのであれば年長さんになる前に・・・みたいな考えで立候補される方もいるようです。

でもまぁ本音は誰もがなりたくないわけですよね。

で、今年私の地区は免除された人を除いた候補が4人で、自分から進んでやりますという立候補者がいなかったのです。

ちなみに私含め候補者全員お仕事してるし、仕事してることは全く言い訳になりません。
なのに役員活動をするのはお母さんで、一部の力仕事以外に例年代役ですらお父さんの姿がないらしいのはなんなのとはちょっと思うけどね・・・。

最終的にくじで決めることになって、私当たってしまった。。。。

まぁなってしまったものはしょうがない・・・・。そもそも有給とか存在しない自営業者なので今年の年収減は覚悟しよう。

上のお子さんがいる方は小学校の役員と2年連続とか、同じ年度にかぶってるっていう方も。
小学校の役員の方がまだ負担が少ないらしんだけど、そっちもなりたいものではないよね・・・。

お金で解決できないのだろうか

しかしこのコストいっそお金で解決させてくれないのかなと私なんかは思ったりする。

昨今はPTAとか任意加入だしって堂々と負担をしないって考えの人も出てきてるわけで(だけどイベントはしっかり参加させてもらいますとかそりゃダメな人認定されても仕方ないと思うけどな……)、そこもう一律全部金銭でコスト負担(保育費・授業料に含む)ねってことにした方が平等なんではと思ってしまう。

でも役員会での園長の挨拶によると、お金を出せばいいってもんでもないってスタンスらしいのよね。長い話を要約するとお金の負担はいらないけど、子供達のために手をかして関わって欲しいと。

そういう話が冒頭にされるってことは、今までに親からそういう声があったんだろうけど。

そもそも役員になってもならなくても保護者会の活動のための会費は集められている。それにプラス人手をだしてくれってことだ。費用負担を増やす分、人手はアウトソーシングにって方向に行かない理由はなんなのか。

うちの園では親同士の結びつきがどうのこうのって事をいってたわけだけど、それは園にとってのメリットではないからな……。なんか本当は違う理由があるでしょとか思ってしまう。

親が子供の教育現場に参加した方がとかいう精神論的なのもあるかもだけど、そうすると完全に保護者がお客様になっちゃうので、親と園の関係がギスギスしちゃうとかかな……。

実は保護者ほど身元のはっきりした信用できる労働力はないのではという説

人員労働力の負担をもしお金で解決するとして、問題はどこにアウトソーシングするのか?って話。

子供がいる場だ。育児経験もなく、子供に関する知識もなく、はたまたその親に配慮することもできないそこらの適当に見繕った人間にほいって任せられるか? 世の中には幼児を性的対象にみてしまう変な人(女性だから、うちの子は男児だから安心ってことは決してない)もいるしね。

そんなに難しい仕事ではないけど人数が欲しいので、一人一人を人選するってのも大変。その人員集めからしてまるっとお任せできるくらいじゃないと現実的じゃない。

その点では保護者って実に素晴らしい。何々ちゃんの親ってだけで身元保証ばっちりで、確実に子育て経験者で、先生や他の親御さんへの配慮もできる。既婚者で子持ちな時点で変な性癖の持ち主であるリスクもかなり低い。

同日に他の園といくらイベントが重なろうが人員確保ができる。引越し業者みたいに繁忙期に値段が上がるとかもない。

どんなにめんどくさい作業だろうが、自分の子供のためにも成功させなければというモチベーションと責任感は高い。

ふむ、どう考えても最高じゃん。

もし役員に報酬を出すとどういうことになるのか?

お金があったとして適当なアウトソーシング先がなさそうなのもあって、そう考えると保護者素晴らしすぎなんだけど、もし負担感を補填するためにこの役員に労働対価分の報酬(役員報酬だ。なんか偉そうでいいな)を出すとするとどういうことになるんだろう?ってのを妄想してみる。

まず、お勤めの人の中に副業規定に引っかかる人が出てきてしまう。そういう人はやらないでいいってことにしたり、そう人はボランティアねってことにするとそこでまた不平等感が出てくる。

まぁお仕事してるママさんたちは非正規雇用なことが比較的多いんだろうけど、そうなるとますますお父さんが参加できないからお母さんがやって当たり前みたいなお仕事になってしまう。それもなんかやだ。

次に報酬をもらうからにはちゃんとお仕事してるのか、欠席や遅刻の場合はどうするのとか、仕事内容の違いによる報酬の差はないのかとかいわゆる勤怠管理や査定みたいなことが必要になりそう。誰がそれをするのってのもあるし、なんかぎすぎすしそうで嫌すぎる。

ふむ、だめだなこれ……。

海外の役員はどんな感じなのか?

こんなしちめんどくさいことやってなさそうなお国だとどうしてんのかな?とアメリカの役員さんについてしらべてみました。

アメリカのPTO (PTA みたいなもの)の場合、クラスに一人保護者代表であるクラスマム(class mam)を決める。この決め方はいろいろみたいだけど立候補か先生がこの人なら問題なくできそうっていう人にお願いしていて、日本みたいなくじによる押し付け合いでは決してない。あとの人はみんな自分が手伝えるものを手伝うって感じらしい。

学校によってボランティアの募り方が若干ちがうようなのだけど、役職らしきものはクラスマムのみであとはみんな平等にボランティアとして参加できるところは参加ってところは共通っぽい。

ある学校だと最初に保護者会があって早いもの順でその年のお仕事リストに名前を書いてくとか。積極的なお母さんは全部に名前を書いてたり、そうじゃない人は自分ができそうなのだけ。遠足のつきそいみたいな人気のあるお仕事はすぐ埋まるみたい。そして埋まってないものだけあとで連絡がきたりするけど、だいたいそれも立候補で埋まるらしい。

そもそもボランティアで人数があつまらなかったらそのイベントやれなくなるのだけど、それはしょうがないよね、それがいやだったらやってあげましょうよみたいな考えかたみたい。もし誰もできない(誰もやりたくない)ものはやらないってことで・・・というまったくもって合理的でございますわ。
ボランティアってこうあるべきみたいなのが徹底されてるよね。

日本の、まったくもって参加者のモチベーションのコントロールができてなく、それぞれの家庭の個別事情も考慮されてない強制労働制度はどうにかならないんでしょうかね・・・。

習い事とは違って普段から家庭の中で英語を取り入れた生活をすることで子供の英語力を培うというとりくみのことを「英語育児」や「親子英語」と言います。
オンラインレッスンって何?フォニックスって何?など英語育児の基本からわかりやすく紹介。
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家庭の中で自然と英語に触れさせることで英語力を培う英語育児。
わが家での子供との英語の取り組みの記録。
ゆるゆるでも4歳にして子供自ら英語アニメを見たいといい
”I'm a princess”と遊びながらいうようになりました。
色んなおうち英語諸先輩方のブログを参考にさせてもらってますので恩返しとして私もまとめておきたいと思います。

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