幼稚園バスのシートベルトに関する法令

  • 2017年11月16日
  • 2019年7月4日
  • 幼稚園

11月から幼稚園の満3歳児クラスに通い始めたういちゃん。

通園はバスにしています。

というのも私が免許持ってるもののペーパードライバーすぎて車で送れないからです。

晴れてる日は自転車ででもいいんですが、雨風ある日もそれは無理だし・・・。

あと、ペーパードライバー講習とかにかよって運転技術はどうにかなったとしても私が昼に自由に車だせるようにするためには車を追加購入せねばなりません。その購入費や維持費も馬鹿にならず・・・・で踏ん切りがついておりません。まぁこのまま田舎に住み続けるなら遠からず購入しないといけないかなぁとは思ってはいるんですけど。

とりあえず現在の私の運転技術と幼稚園バスの運転手さんの運転技術とだったら雲泥の差で運転手さんのほうが信頼できますし、車一台購入する費用にくらべたらバス代のほうがはるかにお安いですのでありがたく利用させてもらっております。

でも気になってることが一つあって、それは子供のシートベルト。
なんでシートベルトしてないのー! 法令違反じゃないのー!?

幼稚園バスのシートベルトは免除されている

調べてみたところ現在の法令的には違反になりません。

幼稚園バスは、道路運送車両法の「道路運送車両の保安基準」に基づいて作られているのですが、第22条第3項には「シートベルトの免除」が明記されています。

違反どころか、どうどうとシートベルトをしなくていいっていう根拠になっています。

なぜ免除となっているのか?

  • 幼児の体格差が大きいためすべての子供にあうシートベルトがない
  • 体格差を気にしなくていいシートベルト(2点式)は事故の時むしろするほうがダメージが大きくなる
  • 火災や事故で脱出が必要になった際、自分で着脱しにくい
  • バス内に先生がついていて安全には気を配られてる

上記のような理由みたいです。

というかバスは席が固定ではなく毎回のってる座席が別。
体格も違うし、園児は何人もいるのでひとりひとりにあわせてきっちりシートベルトさせてたら乗り降りに時間かかるってこともあって園側からしたらしない方が都合がいいってことなんでしょうね。

そんなに気になるなら親が自分で送ってって話になりそうだし……。

義務化を検討されたがガイドライン化にとどまった

それにしても座席幅を子供にあわせて小さくしているので動きにくいとはいえ、もしもの時のことを考えると超心配。

そういう保護者の声から2012年に幼児バスのシートベルトの義務化の検討もあったようなんですが、現在のところどの体格の子にも安全なシートベルトというのはないと結論付けられシートベルトの義務化はされずにそのままとなってしまったようです。

検討後にでたガイドライン(PDF 国土交通省のサイトより)
幼児専用車の車両安全性向上のためのガイドライン

これをよむと過去の幼児バスの事故を分析してみると死亡につながる大きな事故はすくなく、幼児の前席への衝突による怪我が多いことから座席背面のクッション性の向上と座席の高さアップで席から放り出される危険性を軽減することで大半の負傷の防止になるだろうって内容になっている。

うちの幼稚園のバス、座席の背の高さがまず低いし、シート後ろのクッションかぁ・・・どうなんだろう。保護者はバスに乗れないので確かめようがないけど、どうなんですかって園にきくのもなんかなぁ。

しかし大きな事故が少ないってのは、ひとえにバスの運転手さんたちが気をつけて走ってくれてるからだと思うけど、むこうから追突されるってこともあるわけで・・・・。

決してしなくても大丈夫なわけではない。

本ガイドラインの策定を機に、今後、幼児用座席に適した座席ベルトが開発されることを促すもの。

こちら上記ガイドラインからですが、これって逆に言えばいち早く他社に先駆けて開発できたら国内シェアNo1どころか世界狙えるってことでしょ?
開発価値ありだよね?

ほんとにメーカーさん子供に安全なシートベルトもしくはかわりになる安全装置の開発を早く。

そしてそれを法令で着用義務化して欲しい。
大きな事故が起こる前にどうかお願いします。

追記 事故はやはりある

この記事を書いた後、1年後くらいでしょうか?

子供(当時年少)が帰ってきたとき「きょう、幼稚園にいくときバスが車にぶつかってここケガした」と報告してきました。

確かに唇の近くがすこし切れています。

ええ? 事故?幼稚園から何にも聞いてないけど?

さすがに事故ってはないはず・・・・。

とよくよく、同じバスの年長さん(年少よりはしっかり話せる)のお母さんなどに話を聞いたところ、どうやらバスが前の車の急停止にあわせて急ブレーキ。車にぶつかりこそしなかったものの、園児たちはみんな前の座席にぶつかるなどしたようです。

は?

いつもも幼稚園内で転んだりして、けがを手当てしてくれた場合は帰りのバスの時に報告をくれたりするのですがそれもなし。

もしかしたら幼稚園側は怪我したことを把握してない?

以前この記事を書くときにみた幼児バスでのケガの事故数は年間数百件というのが脳裏によみがえりました。

いやいや、たぶんどこにも報告されずに終わった軽傷とかをあらいだしたらおそらくそんなもんじゃないはず。

行きのバスだったのでまだましで、これが帰りのバスだったらみんな眠い時間帯で寝てる子多数なので防御姿勢が全く取れずもっとケガした子が増えたかも。

幼稚園の先生経験者さんが知り合いにいて、後日この話をしたところやはりこの程度はあるあるだそうで。
そして先生として乗っていた自分も怪我したことがある、と。

やっぱりシートベルトは必要だししてたらこれは防げたはず。

もやもやするけど幼稚園にシートベルトの整備をもとめるだけの根拠がない。
だって法的にゆるされてるんだもの。

自動車メーカーへの取材記事とかをよむと、メーカー側も義務化がされてないからオプションですらシートベルトはなくていいって思ってるようだし。

ガイドラインなんてなんの拘束力もない。

遠足の時、幼稚園のバスとは別のバスをかりて行ったみたいですがその時はシートベルトをしてくれたそうです。
観光バスの場合はシートベルトが義務化されているからですね。

この違いって何?

自分で着脱しにくい?
うちの4歳児完全に止まるまで待って、と何回注意しても勝手に自転車のシートのシートベルト自分ではずしちゃってますけど?

なんだかやるべきことを言い逃れているだけに思えてしまいます。

習い事とは違って普段から家庭の中で英語を取り入れた生活をすることで子供の英語力を培うというとりくみのことを「英語育児」や「親子英語」と言います。
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家庭の中で自然と英語に触れさせることで英語力を培う英語育児。
わが家での子供との英語の取り組みの記録。
ゆるゆるでも4歳にして子供自ら英語アニメを見たいといい
”I'm a princess”と遊びながらいうようになりました。
色んなおうち英語諸先輩方のブログを参考にさせてもらってますので恩返しとして私もまとめておきたいと思います。

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