こんにちは。
「英語絵本の書評を書く」のが私の年始の目標の一つだったのですが、全然実行できておりませんでした。
気づけばもう5月に突入してしまう。これはいかんということでGWにせっせと書いております。
初めは読んだことある絵本一冊づつ書こうと思ったのですが作家さんごとに書いちゃった方があとでみやすそうかな?
というわけで英語絵本の書評を書くシリーズ(多分続く・・・はず)第一回目はエリックカール(Eric Carle)さんです。
このかたは何と言っても”The Very Hungry Caterpillar”こと「はらぺこあおむし」が有名で、日本でも幼稚園なんかでも読み聞かせがあるくらいの抜群の知名度をほこり、日本国内でもファンが多いですよね。
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- 数ある作品を通して色、数、動物の名前、形など幼児の学習カリキュラムにそう内容
- 工夫されたページアイデアでページをめくるのが楽しい
英語圏でもEric Carleさんの絵本は0歳からの読み聞かせ絵本として定番です。
Eric Carleさんの略歴
1929年にアメリカに生まれその後西ドイツに移住。
美大を出て、大人になってからアメリカに戻りグラッフィックデザインのお仕事をされていました。
有名作家さん、結構デザイナー出身の方多いです。
はらぺこあおむしが世界的ヒット作になる前まではデザイナーとの兼業でお仕事をされていたみたいです。
昔は子供の「教育」を目的としたような絵本が少なかったようで、そういう絵本を多く書かれた功績は大きいです。
2019年現在は89歳、最新作は2015年に出版されています。
とても親日家として知られる
エリックカールさんのはらぺこあおむしを読んだことがある方ならご存知かと思いますが、絵本に穴が当ていますね。
その他の絵本でもページごとに長さが違って後ろのページが少しだけ見えている、とかページ自体に加工がされている絵本が多いです。
ああいう加工があって、小さい子供にめくらすことを考えるとページの素材はある程度厚みがあるボードじゃないとダメなわけです。
でもあの加工、特殊なので結構お金がかかるらしいのですが、採算が取れないからと当時アメリカ国内では引き受けてくれる印刷屋さんがなかったのですよね。
それをやりますって言ったのが日本の会社だったっていうのもあるみたいですが、日本には何度も来日していてとても親日家なことで知られています。
本の紹介
エリックカールさんの本は60冊近くあります。
布絵本や赤ちゃん向けの簡易版ミニ絵本なども含めるとかなりの数になるので、全てを読めてはいないのですがさらにその読んだものの中で特に印象に残っているものだけレビューしますね。
Brown bear brown bear what do you see
今回第一回目にこの方を持ってきたのはわたしが初めて買った英語絵本の記念すべき第1冊目がこの”Brown bear brown bear what do you see”だからです
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簡単な繰り返しの絵本で、色と動物の名前を自然と覚えれるようになっています。
親子英語界隈でも読み聞かせしているうちに子供が覚えて自分で暗唱するようになったという声も多いです。
最後のページが見開きで今まで出てきた動物たちの一覧になっているので、Where is a yellow duck?など声かけして探し物ゲームの要領で指差してもらったりしました。最初は正答率50%で適当に答えてるのかな?とか思っていましたが繰り返しやるうちにしっかりインプットしてくれたみたいで、今となっては全問正解ですね。
ただ暗唱はしてくれるようにはなりませんでしたね。
暗唱に関しては子供の個人差が大きいみたいで、うちの子はあんまり・・・・なのかなと思っています。
Hungry Caterpillar
これは説明するまでもないですよね。
曜日と食べ物の名前が色々出てきます。
Have You Seen My Cat?
わたしの猫みた?と過去完了形で聞く形。
日常会話だと子供にとってはseenがくるのが一番みじかな使い方でしょうね。
いろんな柄の猫が色々出てきます。
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「パパお月さまとって」として日本でも有名な絵本です。
ページがグーンと上に伸びるの面白いですよね。
英語が苦手じゃなかったらぜひパパに読んでもらいたいものです。
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こちらはエリックカールさんと14ひきシリーズで知られる日本の絵本作家いわむらかずおさんの共作。
図書館で出会って個人的にはとっても好きな本なのですが、いまいち知名度がない?
こちらの本かなり変わっている。
左表紙からはエリックカールさんが絵を描き、英語で書かれています。動物たちが出てきた後男の子が出てくる。
右表紙からはいわむらかずおさんの絵で、日本語で書かれている。動物たちが出てきた後女の子が出てくる。
ただの対訳ではなくて、本の真ん中でちょうど男の子と女の子が出会う。
これはどっちか一方の言語に訳しちゃダメなやつだ。
日本語パートと英語パートどっちもあることで一つの話になってる。
どっちもないとだめ。
日本語英語併記の絵本はいくつかあるけど、
こんな本があるのねとわたしすごい、衝撃を受けた。
そしてこの絵本出版社さんの企画とかではなくて、エリックカールさんといわむらさんの個人的な親交によって生まれたものっていうところが一番素敵。
うん、遠くの人とも言葉が違っても友達になれるからね、日本語も英語もどっちも素敵だよねって言われた気がした。
英語育児をしている方はぜひ読んでみてくださいね。
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