フォニックスは読みを覚えるために英語圏ではかならず通る識字のためのとりくみです。くわしくはこちらを
参考:Phonicsについてのまとめーアナリティック・フォニックスとシンセティック・フォニックス
フォニックスで基本の英語の読みの習得に取り組んでいる・・・ような取り組んでないような微妙な我が家。
そんないい加減な感じでも英語の短い単語を自分で読もうとすることがあるうちの4歳娘ういちゃん。気がつけばBOXを読めるようになっていました。
ただし、フォニックスを覚えたからといっていきなり全部を読めるわけでもありません。
英語圏ではフォニックスをやったあとどうしてるんだろう?って疑問に思いますよね?
そんなフォニックス覚えたての子供向けの読み習得のための本の教材セットがありました。
それがBob Books Set。
Bob Books Setとは?
フォニックスで基本的なアルファベットの読みを覚えたばかりくらいのほんのBeginner向けのレベルからスタートするペーパーバックの絵本セットです。
Scholastic社という子供向けの学習教材や本を出版しているアメリカの出版社から出ています。
こちらは子供達に読みを教えていた学校の先生が教材として作っていた手作りの絵本が元になっています。
40年ほど前は子供達が自分で色をぬれるように線画のみをコピーしたハンドメイドの教材セットだったのですが、手作りでは追いつかなくなってきたため自費出版。
それもメキメキと支持を集めて大手出版社での出版へという経歴を持っています。
こちらアメリカamazonでのset1のレビューなのですがレビュー数が1900超えで星4.5の高評価。
超高評価、英語圏の親から絶大な支持をあつめている教材セットです。
「うちの子はこれのおかげで読めるようになりました」って感じのレビューが多くどんな本なのか気になりますね。
ウェブで検索してみると日本のインターナショナルスクールでも使われていたりとかなりの定番教材となっているようです。
Set1~5まであるのですが、1と2で自独読みの基本ができるのでそこからは別の初心者向け本に移ってもいいよと言われています。
イラストが本当にシンプルなのと、それぞれのストーリーも自独読み用のあくまでも教材なのでそんなに読んでいて面白いものではなさそうです。
set1を買ってみました
とりあえずお試しのつもりでSet1だけ買ってみました。
こちらはほんとにベストセラーなので海外amazonからお取り寄せするまでもなく、現在普通に日本amazonでも販売しています。
※一時的に品切れしていて、販売者がamazon以外の業者になってる場合は通常よりめちゃくちゃ高くなってる可能性もあるのでお気をつけください。
てことで国内のamazon倉庫から届くので速攻で手に入りました。
比較用にB5のルーズリーフ置いてみたんですが写真の通り本当にちっさい。
この大きさ、でも子供の手の大きさにはちょうどいいんですよね。
set1と同じような青い見た目のcolection1の中にはset1のBeginning Readersとset2のAdvancing Beginnersの大判版(とおまけのステッカーとしおり)が入ってるというように対応している中身がちょっと違いますので気をつけてください。
set1を試してのレビュー
一冊はページ数が10P未満でかなりペラい。
でも集中力の持続しないお子様には自独読みだと、とりあえず一冊、がやっとかな?
最初の一冊「Mat」は最初のページがMat。次がMat satみたいな簡単な文。
atが共通で来ている。ライミングが使われていますね。
一冊づつというより1ページづつ徐々にレベルが上がっていくように作られています。
順番にやっていくとだんだん長い文章が読めるように構成されている。
1setが12冊でできています。
ういちゃんに早速読んでもらおうとしたところ・・・・・拒否られました。
やっぱり可愛いは正義な子にはこのイラストのテイストは厳しいか?
・・・と思ったらなせか表紙の題名だけ読み始めました。
単音のフォニックスができててもそれぞれをつなげた時(ブレンディング)がどうなるかがイメージできてないんだよね。
これについては慣れしかないようなので、とりあえず無理強いせずにちょこちょこオススメしていく感じにしたいと思います。
Bob booksの展開
Set1~5のほかにもいろいろ出ています。
My First Bob Books: AlphabetとMy First Bob Books: Pre-Reading SkillsがSet1より前に位置ずけられてるんですがこれは読み聞かせるようなのでむしろSet1より文章がながく難しいです。
フォニックスの規則では読めないsight wordや同じ音をもつ単語をそろえたRymingの本もあります。
Rymingに関してはこちらをご参考に
参考: 英語学習に必須のrhyme押韻とは?頭韻(アリタレーション)、脚韻(ライミング)
ちなみにこちらのbob本はしっかりフォニックスの基礎ができている前提での教材ですので、まだって人はまずそこからですよ。
Phonicsについてのまとめーアナリティック・フォニックスとシンセティック・フォニックス
多読絵本として有名なORTなんかと比べるとお安い。
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