育児記事をよんでると最近よく目にするキーワード「自己肯定感」。
自己肯定感とはなんぞや
元々は心理学用語で、小さい頃からの育てられ方によって自己肯定感が高いか低いかの差が出るってところから教育、育児関連にも頻出のワードになってきたみたい。
自己肯定感が高いというのは「自分は大切な存在、価値ある存在だ」と感じられる状態のことで、自分の良いところだけでなく悪いところも受け入れて自分自身に自信をもつことができる。
自己肯定感が高いほど何かのストレスを受けた時の立ち直りも早く、人のいうことも素直に聞ける子になるのだそう。
逆に低いとなんらかの問題行動をおこしたり、人格形成に影響をあたえるそうな。
というか対人関係面の問題はだいたいこの自己肯定感が低いことに起因する、みたいな感じでいわれてますね。
臨床心理学者さんの本とか
精神科医さんの本とか
自己肯定感に関する論文色々
CiNii Articles 検索 – 自己肯定感
自己肯定感が低いと
自己肯定感の低い人の特徴だそうです。
- 褒め言葉を信用できない
- 他人の目が気になり、不必要な心配をしてしまう
- 自分を責めすぎる
- 自分を大切にできない。自傷行為や他人からの無茶な要求に応えようとしてしまう。
- 自分の思いより他人にどう思われるかを優先してしまう
- 怒られたり欠点を指摘されると傷つき素直に謝罪できない
- 発言がネガティヴ
- 他人を信頼できない
- 非社交的
- チャレンジする前にあきらめる
- 承認欲求が強く相手より強い立場に立っているときは尊大
- 他人を批判して落とすことで自らを上げる
うわー、嫌な奴すぎる…。けど、この特徴持った人いるいる。
他の人からまだなにも言われてもいないにも関わらず、「他人からこう批判されるにきまってる」という妄想で、ああしろこうしろこれはするなって他人の行動を制限する人もいましたね。
「自分なんて・・・」っていう発言をよくするくせに、私がその人のためを思って短所を指摘すると激怒とか。
そうかあの人そういうことだったのか・・・・・とちょっと腑に落ちたり。
一人二人思い浮かびませんでしたか?
自己肯定感を高めるためには?
大人になってから自己肯定感を上げるのは結構大変みたいです。
なにせ自己肯定感のない人の特徴である「褒め言葉を信用できない」し「他人を信用できない」のですから他人が変えるのは大変そう。
自分の状態を正しく認識して、変えるためにはどうしたら…っていうスタート地点に自ら立ってもらわないことにはお手上げな感じ。
前述の自己肯定感の本でも投げつけときますか?^^;
でここから本題。そうならないために子供のうちから自己肯定感が育まれるように育てましょうって事なんですがどうしたらいいんでしょうね。
無条件の愛情としつけの両立
子供の自己肯定感を育てるための方法は色々書籍や子育て系雑誌やサイトに出てます。
- 子供の話をきちんと聞く
- ほめて育てる
- 結果ではなく努力した過程をほめる
- 失敗ではなく成功した事に目を向ける
- 子供への反応は否定から入らない
- 性格ではなく行動の悪いところを指摘する
- 誰かと比べない
- 子供の失敗は許す
- ありがとうと伝える
- 何かをしたら良い子というのではなく無条件で愛していることを伝える
などなど。
まとめると、親が子供にこうあってほしいっていう理想像から逸脱した時に、子供の存在否定になってしまいがちなのでそれはやめましょう、あなたは無条件でそこにいていいのよってことを言葉や態度でちゃんと伝えましょうってことみたい。
しつけは必要だけどそのやり方は気をつけましょうと。
言うのは簡単。でも難しいよね。
身近に甥っ子ちゃんや姪っ子ちゃんがいて様子を見てると、ちょっとだまっててーとかまたそんなことしてーみたいなイライラする場面がいっぱいなんです。
ういちゃんがもちょっと大きくなってしつけが本格的になってきた時にイライラして否定してしまわないか自信がないよ……。
子供のことをしっかり見て受け止めてってするのは何より時間がかかるのに、往々にして時間に追われた生活してますからね。
試されるお母さん力。
いや、・・・・子供の周りにいるのはお母さんだけではないはずなんですけどね・・・・。
むしろママ(私)だけは子供を肯定してあげれる大人にならないとなのかな。