赤ちゃんが問題なく健康に生まれた場合でも生後すぐに投与されるお薬があります。
ビタミンK2シロップといって、日本国内の産院では生まれてすぐと産院を退院する頃、1ヶ月検診の時の計3回経口投与されています。
新生児にビタミンKが不足するとビタミンK欠乏性出血症(特に頭蓋内出血)がおこって、重度の場合脳に障害をおったり最悪は命を落としてしまうことがあります。
日本国内では20年ほど前にガイドラインが定められて必ず投与するようになってから、この病気になる赤ちゃんはほとんどいなくなったのだそう。
でもこのビタミンK2シロップなんですが助産院で出産した場合投与されないことがあるみたいで、それが原因で数年前にビタミンK欠乏性出血症で赤ちゃんが死亡してしまった例があったようです。
助産院での出産は産院より費用が安かったり、望み通りのお産ができたりと自由度が高くてそちらを選ぶ人もいます。
一概に助産院は危険というつもりはありませんが、出産中になにかあったときの医療行為ができないので医療機関との連携がしっかりとれているかや、医療的に根拠のない独自思想を取り入れたりしてないかなどは慎重に選んだ方が良いと思います。
母乳にはミルクと比べるとビタミンKがすくないので、K2シロップ投与なしでかつ母乳のみでの育児を考える方は特にこの件では慎重になっていただきたいところですね。
ういちゃんの生まれた産院は母乳育児を推奨する病院でしたが、生まれてすぐの一回と退院する直前は看護士さんに投与してもらい、1ヶ月検診の時は私がスポイトつかって投与してあげました。
もし生まれたときに投与を受けてないというような場合は病院でいえば処方してもらえるはずです。
以前日焼けの話でもかいたくる病予防にも有効なビタミンKですが
子供がものが食べれるようになっているようなら食物からとるのが一番いいと思います。
納豆とかね。
お母さんのビタミンK摂取量が増えると母乳に含まれる量も増えるらしいです。
が、どうしても微々たるものだと思うので、まだ食べ物で取れない赤ちゃんには生まれた時の投与で補うのが一番確実ではないでしょうか。
昔とある人がビタミンK欠乏性出血症がらみで母乳のせい、そのお母さんのせいみたいなことをいってた人がいて、ふと思い出しちゃったのでこれを書きました。
決して母乳のせいではありませんけど、今わかってる正しい医療判断による処置をしっかり受けさせるのはお母さんの責任かなと思います。予防接種ワクチンとかね。