うちはベネッセの幼児向け英語教材ワールドワイドキッズで英語をはじめ、そこからおうち英語とか英語育児の存在をはじめてしりました。
おうち英語にとりくみ始めて私がまずはじめたのことは、「おうち英語に取り組んできた諸先輩方が書き残してくれたブログの過去履歴を読みあさる」でした。
特に成功例ばっかりじゃなくてこれはダメでしたとかの赤裸々な報告も、そっか子供によるのかとか、違う方法もあるのねとか、あきらめずに続ければ最終的にはそこはクリアできるのねとかがわかって励まされます。
で、たくさん読むうちにおうち英語である程度の成果を上げてる人たちにはいくつか共通の傾向があるなっていうのにも気づきました。
もしかしたらこれがおうち英語を成功させる秘訣かもね。
※こちらは以前別の記事の前書きに入れてた文なのですが、前置きとしては長すぎなので別に分けることに。今までの取り組みで自分なりに得たことをプラスして別記事としてリライトすることにしました。
その1:教材にこだわらない
私自身最初に子供に英語をと思ったときに教材選びにものすごく悩んだ人なのですが、今となってはなんでそんなに悩んでたんだって思います。
いや、おうち英語について何をすればいいのか何もわからなかったからなんだけどね・・・・。
おうち英語を初めて数年したら諸先輩たちはこぞってこういいます。
初めの頃はいやいやいやー、そうはいっても・・・・って思いながらこの言葉を読んでたんですが、今私もそう言いたい(笑)
問題は最初はみんな知識がないってことです。どういう取り組みをしたらいいのか全然分からない。
その知識どこでつけたらいいの?
結局有名教材から取り組みノウハウを教育してもらうことになるわけですね。ある種親のための教材ですよ。
そういう意味ではお高い教材とても役に立ちます。
とはいえその教材だけでは本当の意味での英語力には全然足りません。
はい、大切なことなのでも一回言いますよ。
幼児向けの英語教材色々あります。中には総額80万円以上とかする有名教材もあります。でも残念ながらそれだけでは英語力は全然足りません。基礎はできますが、留学やビジネスで通用するレベルの英語力ではとてもではないけどないです。
なのでそこを卒業したら引き続き英語力を上げるための組みを続けることになるわけですが、おうち英語の先輩たちってこの教材でってこだわらずに、こっちがダメだったらこっちー、これ買った時はダメで忘れ去っていたのに時間が経ってから子供がはまった、みたいな子供の反応にあわせていろんなものを試されてる人が多いです。
これのおかげでと言えないくらい色々なものを使ってる人の方が、結果として長続きしてるし、成果としてでてる感じです。
そういうのを見てると、やはり高価な英語教材やサービスに費用をかけてそれ頼みにしてしまうのは危険かなぁと思います。
ダメだった時にさっくり、じゃ次へって思えるかどうかって結構重要な気がします。
おうち英語についてわかってきた今では「別にこの教材じゃないとこれができないってことは全然ないな、ネットで海外の教材も取り寄せれるしオンラインスクールもあるし自分で探せばいいや」くらいに思えるようになってきました。
何をしないといけないかがわかったらあとはそのための教材は何でもいいわけです。
あとは子供に合うかどうかそれだけ。
私も振り返ってみるとワールドワイドキッズ の教材で取り組みのはじめの第一歩を全部経験済みなので、足りないなと思った時に他に手をだす心理的障壁が低くなっています。
逆にひたすら特定の教材に頼るだけで、あくまでもその教材の範囲しか見えてない人だとおうち英語は続かないだろうなと思います。
これは次の親が情報収集ができてるかどうかも関係してきますね。
うちのサイトでは英語育児とはというページでおうち英語に取り組むのにあたって何を知っておかなければいけないかをまとめてますので参考にしてみてくださいね。
その2:英語教育に関する最新の情報収集ができてる
言語は不変のものとおもわれるかもしれませんが、「英語教育法」に関してはこの十数年だけでも目覚ましく変化しています。
親の私たちが英語を学んだころにはなかったフォニックスをはじめライミング、多読・多聴、フォネミック・アフェアネスなどを最低でも理解しないといけません。
- Phonicsについてのまとめーアナリティック・フォニックスとシンセティック・フォニックス
- フォニックスだけじゃダメ? フォノロジカル・アウェアネス(Phonological awareness)やフォネミック・アフェアネス(phonemic awareness)とは
- 英語多読、精読、多聴とは
- 英語学習に必須のrhyme押韻とは?頭韻(アリタレーション)、脚韻(ライミング)
このあたり英語圏の学校では基礎カリキュラムとしてとりくまれていますが、現在の日本の学校の英語教育では追い付いていません。
おやこ英語で成果を上げている方々は取り組みを模索し、教材の力をかりたり、海外で英語教育法を学んだ先生が立てたカリキュラムをこなす中でこの辺りにはたどり着いてらっしゃいます。
が、その方々のお子さんが今大学生くらいであれば、子供が生まれて今から英語はじめようかなと思っている方の状況と約15年くらいの時間差があります。
諸先輩方のたどった道筋はとても参考にはなりますが15年前と同じことをしていてはいけません。
日本でiphoneが発売されたのが2008年。約10年後にはそれまでのスタンダードだった携帯(ガラケー)を使っているのはお年寄りなどの一部になり、PCなしでもスマホやタブレットから様々なネットサービスを利用できるようになりました。
現在の英語育児ではネット動画配信サービスをはじめ、電子版書籍の利用や月額定額制の読書サイトやオンライン英会話サイトなどのウェブサービスやアプリなど今時のツールも柔軟に取り入れて色々試行錯誤されています。
英語学習の壁はインターネット関連の技術革新によって昔より確実に下がっています。
でもここについていけないようだったら英語学習に関しても遅れをとるといっていいです。
今これを書いてる私のこのブログも数年後にはもう古い情報ですよ。
常に最新の取り組み方を追うようにしてください。
その3:継続を重視
言語学習というのは日々の積み重ねです。
そして積み重なっていたものも、継続が途絶えるとあっという間に忘れてしまいます。
おうち英語で成果を挙げている方々というのはそれをよくわかっているので、今すぐの効果を求めずにいかに長く続けるかに重点を置いてやっている方ばかりです。
その為にいかに費用をおさえるかってのも大事で、図書館の利用は基本として電子版書籍の利用や月額定額制の読書サイトやオンライン英会話サイト、月額定額制のオンラインビデオサービスなど様々なサービスやアプリなど今時のツールも柔軟に取り入れて色々試行錯誤されてる方が多いです。
その4:子供ごとの特性をよくみている
これ親子英語ブログでよく見かけるフレーズ。
一般化は難しいかもなと考えてのお言葉で、それだけ自分の子の特性を把握してそれにそった取り組みを実践しているってことでもある。
そして子供毎の違いをきっちり受け入れている。
よそのおうちの子や兄弟姉妹の同時期と比べるのではなくて、数カ月前や数年前のその子と比べる。
これ育児の基本ではあるんですが、おうち英語でも大事ですよ。
おうち英語ではこれができるから教室の中の一律の取り組みとは違った成果が出せる。おうち英語の正体は個別教育支援そのものです。
その子のためだけのカリキュラムが必要なのに他の子と比べても意味がないのですね。
ちなみに初期のおうち英語の先輩方は「比べる比較対象があまりいなかった」タイプだと思うんですよね。
それが最近はおうち英語が浸透してきて、それをブログで発信してる人も増えたので他のご家庭の取り組みもしれるようになってきました。そうするとついつい比べちゃいがち。
でもあせらない。
成功してる人は「うちはうち」タイプの人が多い気がします。マイペースでありつつ、周囲からどうみられるかではなくて自分で歩きたい道を見つけてその子のペースに合わせて歩いて行ける人。
うちみたいにブログで子供の成長記録をつけて定期的に振り返りをしていると、そういえばあれ前はできてなかったな、成長したな、みたいなのが認識できてよいです。
だからそういう記録を発信してる人は必然的にあせらなくなるのかも?
その5:英語は勉強ではないという認識
このセリフ早く言いたい(笑)
これも小さい時からおうち英語を続けていて、小学生以降になっているお子さんがいる方のブログで本当によく見かけます。
日本語でTV見たり、本を読むのと同じように勉強だと思わずに英語に触れる。その間に自然と学んでいく。
英語は勉強ではないのですね、その子にとって。好きだから自分からやる。
うちもまずこの状態を目指したいなと思っています。
おうちでの英語の取り組み、子供が楽しめるものにしてください。
その6:英語はあくまでもツールであってそれを活かすための軸を別にもっている
第二語学習得は最終的に本人のやる気なので、本人の強いモチベーションがあって英語を習得するという状況にもってこれなかったら自然と離れて行ってしまいます。
これ私の大学以降の英語に関してそのものなので自分で書いてて心がえぐれるのですが、言語学習は継続が命です。
どこの国の人だろうと海外から来て日本語を習得し、日本生活が長かったら母国語を忘れます。
その逆もしかりで帰国子女がところどころ英語混じりみたいな変なしゃべり方することがあるのも、日本語の単語がすっとでてこないから。
両方維持するためには継続して両言語を学び使う生活が必要です。
たいていの人は日常では今いる国の言葉しか使わないわけで、学習も自然とそちらに偏ります。
そこを頑張って両言語をとなると何か特別なモチベーションが必要になってきます。
両親とも日本人でも、英語圏で育って英語が第一言語になり帰国予定もないしと途中で日本語をあきらめる子供は結構多いんですよ。
モチベーションの核となるのは好きなこと。
例えば
- 音楽やスポーツを極めるために海外に行きたい→そのためには英語が絶対必要
- 好きなものの最新の情報は翻訳されてない→最新の情報にアクセスするためには英語が必要
ってなると俄然がんばれる。
- 好きな人ともっとコミュニケーションとりたい→そのためには英語が必要
とかでもいいけどね。
大人になってから
- 海外でビジネスをする必要がある→そのためには英語が必要
これでもいいけどそもそもある程度英語ができないと海外でビジネスをさせてもらう機会をえられないのが普通ですし、最終的にはどれくらいその思いが強いかだよね。
何かをするために、何かを手に入れるためには英語が絶対に必要となったときにそのモチベーションは出てくるわけです。
つまり子供に言語の勉強だけさせようとおもってもだめってことです。
何か人生をかけてもその子が夢中になれることで英語が必要、こういう状況をいかに作れるかですね。
子供が思い描ける自分の将来の選択肢はそれまでの体験の中からしか出てきません。どんな子供時代を過ごさせるか、それ自体が英語育児の大きなテーマです。