英語教育へのスタンス

こないだ英語を始めたこととその様子を書きました。

英語をはじめたよ

それで、英語をさせる目的というか我が家の取り組み方のスタンス的なものを整理してみたよ。

うちは1歳半から英語教育と呼ばれるものを意識して取り組み始めました。

きっかけはパパが「英語はひとなみ以上にできるようにしてあげたい」と言い出したこと。たぶん自分が英語苦手なせいだろうな。

できるようにってどのレベルで?ってきいたところ「普通に聞き取りできて日常会話できるくらい」とな。簡単にいうけどそれ結構大変だよ。

私自身の英語レベルとそこに至るまでの投資を振り返ってみてそうおもう。

私は5歳くらいから小学校の3年生頃まで英語教室に行ってたけども、しょせんは子供の遊びレベル。会話でしゃべれるのは簡単な挨拶くらいしか身につかなかったし。

幸い通ってたのが私立の高校で、希望すれば高2の夏休みに約1カ月カナダに短期語学研修としてホームステイするプログラムに参加できる環境だったので、それに向けて一年間ネイティブの先生の特別英会話授業を学校で受けていました。それでごく簡単な日常会話ならなんとかできるようになり、英検も二級を取得してたんだけど…。大学生になって必修の英語授業終わってから英語に触れる機会がガクッと減り、社会人になってからは英語力は衰える一方。

日本の学校教育だけでは英語が話せるようにはならないのはいわずもがなだけど、ふりかえれば小さい頃から親に結構な投資してもらってるはずなのに大人になった今自信もって英語話せるとはいえない。

そんな経験から幼児英語教育についてはこんな風におもってます。

1.バイリンガルとか相当困難

帰国子女と言われる子たちが現地で英語環境になじむのに相当苦労してることを思うと、両親とも英語話せないし英語で話す必要性が日常まったくない環境の中ネイティブ相当の英語力を身につけさせるとか到底無理。

英語教育者として多くのお子さんの学習過程にふれ、またご自身のお子さんを帰国子女として育てられた河合典子さんという方のブログ「帰国子女英語-帰国後の英語維持」長いですけど最後まで一読の価値ありです。

この方は海外で現地の学校に通っている場合、普段日本語で生活していても日本に住む子供と同じレベルで日本語レベルを維持発展させるのは難しいというのです。
帰国子女は努力しなくてバイリンガルになるのではなく、やはり相当な努力があってこそ。
たとえ周囲に英語環境があっても両言語を自然に、簡単に・・・なんてなれないのです。

かなりの親のサポート(金銭、精神、長期的な学習計画などなど)が必要になってきます。

そしてなにより本人のやる気。
この困難を親のエゴで押し付けていいものではないと思っています。

2.英語のレベルの前に社会性

概念を身につけないと理解できないものが多いので、まずは一番得意であるはずの日本語での理解が進んでから。

幼児って本当に文字通り右も左もなんなら上も下もわかってないんですよね。

3.英語力が一番のびるのは中高大学生のうち

理解力がついて記憶力もよく、英語の必要性を本人が自覚してなおかつやる気になった時。

小さいうちからやっとくといいのはスポーツでもなんでもそうだけど、中高生の時に意識的にとりくまなかったらどんなに小さい時からやってても自然には成長しない。継続するからこそのアドバンテージ。

幼児期の英語なんてほんとうに必要な英語力を身につけるのに全然足りないです。
将来本人のやる気の足しになってればいいなくらいに思っといたほうがいい。

4.小さい時から英語に触れるのはヒアリングに関してはとても重要

ヒアリングができてたら発音もきれい。もちろん声に出して発音させる必要はある。

まず聞き取れる、それから話せる、そのあとに読める書けるがくるのが自然。

5.英語を使い続けなければ学んでも宝の持ち腐れ

高校の頃同じ学年にコスタリカからの留学生がいて、1年で日本語がすごく上手になったのだけど逆に「(母国語で)これなんて言うのか忘れた」と言ってるのを聞いたことがある。要するに言語学習とはいかに継続させるかが大事で、どれだけやったところで継続しなかったら忘れる。

6.英語を話すということは目的じゃなくて手段

何かをする過程で英語を話すことが必要という状況をつくった方がいい。特に人とコミュニケーションとるために必要っていうのが一番の動機づけになる。

留学は本来英語をまなぶためではなく英語でなにかを学ぶためにするもの。

うちの英語教育の方針

リスニング中心

上記をふまえうちの方針としては幼児英語教育についてはリスニング中心。

耳だけ育ってれば単語数を覚えてなかろうが、会話ができなかろうが別にいいとおもう。英語で考えて英語で話す英語脳とかも今は必要ない。だってそれは大きくなってからでもできるから。

せっかく1歳半という時期から取り組み始めるのであれば、rとl、aとeとuの聞き分けみたいな、赤ちゃんのうちなら可能と言われている、母語である日本語には必要ない音の聞き分け能力をゲットして欲しい。そうすると発音もきれいになるはずだし。

日本のことをちゃんと学んで

次に望むのが英語を通して海外の文化を学んで欲しいけど、それと同じくらい小さい頃から日本文化に触れて欲しいってこと。

相反することのように思うかもしれないけど、高校の頃ホームステイをしにカナダに行くまえに先生に教えられたのは日本をよく知っておくことの重要性。

実際に私はホームステイ先のホストファミリーに「日本っていつできたの?」ってきかれてとても困りました。「うーんと。。。千年位前」って適当に答えたけど*1。一方カナダは建国の日が祝日になっていて、いつできたかってのは小学生でも年月日まではっきり言えちゃうんだよね。

でも私、日本っていう国のことだけじゃなく、住んでる町の歴史や人口なんかもさっぱり説明できませんでした。

子供に教えときたいのは、私たちが英語やそれを話す国の人に興味をもって文化や歴史を学ぶように、向こうの人は日本の文化や歴史を知りたいと思ってるってこと。

あやとりや折り紙のだまし舟やおてだまでホストファミリーの子どもたちと遊びました。日本料理をつくってあげました。小さい頃のひな祭りや七夕の写真をみせてあげました。とっても喜んでくれた。

ホストファミリーからすると、英語はペラペラじゃなくったって、自分達が知らない日本のことを知ってるということがとても価値あることなのです。

この先海外に行く機会が実際にあるかどうかはわからないけど、将来海外の人とコミュニケーションとるんだったら日本の文化や歴史をちゃんと説明できないとダメです。

日本のアニメ、漫画、ゲームやその他の遊びも立派な文化だし、今は海外の若い人たちからも人気です。なのにそれらからなるべく遠ざけて英語漬けって方針のご家庭もあるみたい。それっていい英語教育なのだろうか? 英語はできることや体験を広げるために教えてるんであって、制限するためのものじゃないはずなのに。

おっきい目で見ると日本でしか体験できないことを小さい頃から色々やっておくのも立派な英語教育じゃないかなって思う。それを海外の人にもわかるように説明するってのは子供にはまだ難しいだろうけど、大きくなってから「日本にはこんな風習があって私も小さい頃ね…」なんて言えるように。

*1:いつを建国というのか…天皇制とか神話時代まで溯る?…近代国家がはじまったとき?みたいな、日本の歴史学者でも説明に困るのでは^^;

習い事とは違って普段から家庭の中で英語を取り入れた生活をすることで子供の英語力を培うというとりくみのことを「英語育児」や「親子英語」と言います。
オンラインレッスンって何?フォニックスって何?など英語育児の基本からわかりやすく紹介。
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