Mother Goose(Nursery Rhymes)のみんなが知らない重要性

  • 2019年4月10日
  • 2020年4月1日
  • 英語

ゆるく英語育児に取り組んでいるわが家。

幼少期のかけ流しとして定番なのがマザーグースはじめ幼児向けの童謡Nursery Rhymesかと思います。

わたしも小さいころ英語教室の教材であるマザーグースの歌を母に車の中で毎日かけ流しされていました。
そういうのって結構覚えてますね。

で、そういえばうちのういちゃんにはあんまり定着するほど聞かせてないのかもとちょっと反省。ういちゃんがやっている英語教材のワールドワイドキッズにもいくつか収録されていますが、最近それも見てないしね。これはいかん・・・。

マザーグースがなぜ世の英語教材や英語教室にこぞって取り入られ、今も英語圏では赤ちゃんの頃から聞き続けられているのか。
もちろんとても重要な意味があるからです。

Nursery Rhymeの意義は大きく分けて二つ

  • 社会常識としてはずせない
  • Rhymeを理解し英語耳をつくるのにかかせない

今回はこの社会常識としてはずせないという意味でのマザーグースについての説明です。

Rhymeについては別途記事にまとめましたのでそちらをご覧ください。
英語学習に必須のrhyme押韻とは?頭韻(アリタレーション)、脚韻(ライミング)

マザーグースをしらないと意味がわからない英語表現

マザーグースは日本で言ったら「さいたーさいたーチューリップの花が」とか「ゆうやけこやけでひがくれて」とか、子供の頃に絶対歌ったよねみたいな社会性の基盤となっているものなので、英語圏の一種の教養として外せないものでもあります。

英語圏ではマザーグースの歌にちなんだ文学・映画作品や日常的な言い回しも多く、しらないと???が頭にうかぶこと間違いなしです。

たとえばハンプティ・ダンプティ。
マザーグースの中でもダントツで有名な謎かけ歌です。
不思議の国のアリスにもでてきますしね。

ハンプティ・ダンプティは擬人化された卵の姿をしていて歌の中で塀の上からおっこちて壊れてしまいます。
そこから”Humpty Dumpty”はおなかがでているずんぐりむっくりの人や、今にもおっこちそうな危ない状況にいる人のことをさすたとえになりました。

put humpty dumpty back toghther
こちらは歌の歌詞でもあり直訳すると「ハンプティ・ダンプティをもとにもどす」なんですけど歌の中では壊れたハンプティ・ダンプティをどうしても元に戻せなかったので「望み薄なとても困難なタスクをする(特に回復とか修復)」を表す慣用表現として使われることがあります。
「Putting Humpty Dumpty back together」というタイトルで、どこかの国と国の関係、経済情勢など政治のお堅いニュースで使われることもあるんですがしらなければどういう意味?ってなりますよね。


この写真みたいにハンプティダンプティをおっこちちゃいけない気球にデザインするのとかブラックジョークすぎるんですが・・・・。
知っているクスリと笑える(?)、しらないとなにこれ???ですよね。

・・・・というわけでたかが子供向けの歌と侮るなかれ。
英語を習得するなら必修科目ですよ!

Mother Gooseとは?

マザーグース(がちょうおばさん)というのは英語圏のふるくからの童謡たちの総称です。
「がちょうを飼ってて子守をするおばちゃんが歌ってくれる歌」みたいな感じで、作者や成立年代がわからないものが多くあります。

1760年以降くらいで書籍としてまとまっていき、アメリカで成立した歌がくわえられていっています。

ガチョウに乗ってる魔女バージョン

マザーグース関連の書籍の挿絵にはガチョウにおばさんが乗っているバージョンの絵と、ガチョウ自体が擬人化されておばあちゃんみたいにエプロンをまとってる姿バージョンの絵がおおくみられます。

子供向けといいながらしつけを目的にした子供たちをふるえさせるような怖い歌詞になってたり、どういうことか全く意味がわからないナンセンスなものもあります。
そこも英語圏らしいといえばらしいのかもしれないけど、マザーグースならなんでもいいってわけではなく選んだ方がいいと思います。まぁ子供向けの教材や動画にはさすがにはいってないとは思いますけどね。

口伝でありがちですが時代や地域によって歌詞が変わっていっているようです。

有名なもの
-London Bridge Is Broken Down(London Bridge Is Falling Down。替え歌がHead, Shoulders, Knees and Toes)
-Rock-a-bye Baby(Hush-a-by baby)
-Pat-a-cake, pat-a-cake, baker’s man
-Mary Had a Little Lamb
-Twinkle, twinkle, little star

などなど

Nursery Rhymesとは?

マザーグースを含む童謡の総称で、比較的あたらしい童謡もふくまれます。
“Mother Goose Nursery Rhymes”と一続きで表現したりもするのですが語源の成立としてはNursery Rhymesは比較的あたらしいもののようです。

-Wheels on the Bus(バスの歌)
-Rudolph the Red-Nosed Reindeer(赤鼻のトナカイ)
-The Other Day, I Met a Bear(森のくまさん)
-I’ve Been Working on the Railroad(線路は続くよどこまでも)
-The Old Gray Mare(おうまはみんな)
-Puff The Magic Dragon(パフ)

などなど
日本語歌でもおなじみの童謡が実はアメリカの童謡だったのー!?ってものもありそう。

レコードやTVなどのメディアを通じて広まっていったもので、一部のマザーグースの歌にある不気味さとか謎めかしさとは無縁ですね。

はやくから英語をやるならまずはマザーグースを

日本の英語の授業がこれまで中学生からだったのもあって、それくらいの年齢なら歌とか歌ってる歳でもないしとマザーグースは授業ではほとんど触れられずにスルーされてきたのだと思います。

小学生から英語が導入されることになって多少は触れる機会もあるのかなー?とは思うのですが・・・・。
今時はフォニックスを歌で覚えようと取り組んでいるのも聞いたことがありますし、やっぱりマザーグースどころじゃないってなってそうですよね。

小さい子向けの英語教材や教室でつかわれるマザーグースですが、年齢が小さいから歌くらいしかできないし・・・ではなくむしろ今やらずにいつやるのくらいの気持ちで触れさせてくださいね。

というわけで赤ちゃんのうちから英語をとかいうのであれば、特に教材に頼らずとも今やネットで「Mother Goose」や「Nursery Rhymes」で調べれば簡単に子供向け公式チャンネルの無料の動画にアクセス可能ですからそちらをまずは聞かせるというのでいいと思います。

このLittleBabyBumとかSuper Simple Songsなどのチャンネルの動画はよくみたな。

映像が一緒の方が意味が取りやすいのですが、動画の見せすぎはちょっと気になるな・・・・という方は絵本とCDがセットになっているものが色々出てますのでそういうCD音源を掛け流すのがいいかと思います。

これ持ってはいるもののうちではあんまり活用できてないんだけど、ボードブックなので小さい子に見せながら聞かせるにはいいとおもいます。

このWee Singシリーズ(CD+ブックレット)も親子英語界では昔から定番で、うちではこの音源でたまにかけ流しをしてました。最近はさぼり気味・・・。

今時はYou Tubeの動画があるしわざわざ買わなくてもとも思うんですが、子供が自分でリモコン使えるようにもなって親のおすすめを見てくれなくなった今では音のみのかけながしもいいのかもしれないなとあらためて思ったりします。

Nursery RhymesのRhymeとは何かについてはこちらで書きました。
Rhymeは文字じゃない。英語耳をつくるためにはマストな音のお話。

ういライフ

先日Mother Goose(Nursery Rhymes)の重要性についての記事を書きました。 Mother Goos…

習い事とは違って普段から家庭の中で英語を取り入れた生活をすることで子供の英語力を培うというとりくみのことを「英語育児」や「親子英語」と言います。
オンラインレッスンって何?フォニックスって何?など英語育児の基本からわかりやすく紹介。
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