うちは娘のういちゃんが1歳半になる頃英語教材を色々検討しました。なかでもディズニーの英語システム(通称DWE)とベネッセのワールドワイドキッズ(通称WKEもしくはWWK)が候補になりネットで色んな比較記事を見た上でWWKに決めました。
その主な理由はこっちの記事を見ていただくとして
英語教材にワールドワイドキッズを選んだ理由
開始から約一年後、最終stageのstage6が届き全ての教材がそろったわけですが、比較サイト間違ってんですけど!ってことが多々あった。
結論からいうとWWKは比較サイト読んで想定してた英語レベルより上だったわ。
ちなみにどこの比較サイトかはいいませんが検索すると結構上位にでてくるところ(複数)ね。
以下どのへんが間違ってるかっていうあたりを説明。
完了形のhaveや不定詞のto
たとえば完了形のhaveや不定詞のto。比較サイトによるとWWKには出てこないとなってたんだけど出てきてるよ。
これはstage4の時にこちらでも書きましたが
英語6ヶ月目(WWK stage4)
もちろんstage4のあとも使われてるのを見かける。
到達レベルの根拠がいいかげん
比較サイトによると到達レベルはWWKは日本の中学1~2年前半で学習するレベルでDWEは日本の高校生で学ぶレベルってことになってる。
そしてその例文としてWWKは「お医者さんになりたい。」DWEは 「大きくなったらお医者さんになりたい。」って感じの違いってなってたりするのよね。
いやいやいや、ちょっとまって。
stage6のmy dreamというオリジナル教材絵本。DVDにも映像が収録されてて連動してます。このなかでネコのキャラクターのmimiちゃんが将来の夢をきかれた時の答えがこちら
I’ll be an artist when I grow up!
大きくなったら芸術家になりたいとまず言うのですけど、その後同じようにやっぱり大きくなったらお医者さんになると言います。でもアイスクリーム作る人にもなりたいというmimiちゃん
Oh! It’s so hard to choose!
選べないってなやむmimiちゃんが思いついたのは
I’ll be an artist doctor who sells ice cream!
アイスクリームをうる芸術家のお医者さんっていう全部どり。欲張りさんめ^^;
これらの文章で文法的にはI will の省略形I’ll(この場合は〜することに今決めたっていうニュアンス)、副詞節のwhen、 不定詞のto、関係代名詞のwhoなどが出てきているのがわかりますよね。
他にもstage5の絵本cookie and her friendsでは冒頭の文が
One day ,cookie heard a baby crying in the woods.
で heard(知覚動詞)+a baby(目的語)+crying(目的格補語)となっています。
中学1、2年生レベル?いやいやいや^^;
stage4のレビュー書いた時は完了形や不定詞DVDにさらっと出てきすぎてみのがしたのかもと好意的に書きましたが……。
絵本は私毎日のように読んでるんです。見逃しようがない。っていうかろくに使ってないか教材自体見たことない人が根拠もなく書いてんだなってのが丸わかりです。
間違った情報を拡散しないで欲しい。
比較条件がおかしいのでは
以上のようにそんなに英語レベルが低いわけではないWWK。ただし教材に出てくる文法レベルをそのまま習得してくれるわけではないと思う。
特にWWKは小学校入学以前の子を対象(卒業っていうシステムはないけど関連のサービスがうけられるのは小学校入学までとなってる)としている教材。その年齢の子たちって日本語すらまだまだ怪しいからね。
3歳付近で受講開始する子が多いんだとおもうんだけど、去年3歳だった甥っ子くん、過去にあったことを全部昨日っていっちゃったり、何日後がわかんなくてもう何回寝たらねとかじゃないと通じなかったり。将来の夢は飛行機(パイロットじゃなくて無機物)。4歳になったいま、アナログ時計の針を読むのはまだまだ怪しいけどおやつの時間だけは完璧か。
そんなWWKを修了する4、5歳の子たちと卒業平均が10歳と言われているDWEの子たちを比べるのはそもそも無理が……。幼稚園児と小学生だよ。純粋な教材差だけではないところで比較してるのではという気がします。
両教材を実際には所持しないでレビューしてる?
もちろん私はDWEユーザーではないので逆にDWEのことはよくわからないんですけど、WWKの方がこんな感じでいいかげんじゃDWEのほうの事も話半分くらいの信憑性かなと思っといた方がいいかも。
DWEをやっててDWEびいきの人がつくった比較なのかなぁとも思いますが、別のサイトなのにまんまコピペったのかなっていうようなそっくりの比較表があったりするサイトもあって、アクセスアップ狙い?そもそも両教材とも所持してないんでは……みたいな。
実際ワールドワイドキッズを約1年やってみて、振り返ってみてこういう間違った比較サイトの記事を信用して判断材料にしてしまっていたら後悔しただろうなと思います。
そういうの見つつも1年前にワールドワイドキッズを選んだ私えらい。(誰もほめてくれないから自分でほめとくわ)
追記
追記:2019年4月にフォニックス教材が追加されました。そちらについては下記から
ベネッセの幼児向け英語教材、ワールドワイドキッズ(WWKもしくはWKEと略します)の教材に2019年4月からフォニックス…
数年やってみてワールドワイドキッズ はフォネミック・アフェアネス(音素認識)を大事にしてる教材なのかなと思うようになりました。そちらについては下記から
先日ワールドワイドキッズに追加されたフォニックス教材のレビューをしたのですが、フォニックスというよりフォノロジカルアウェ…
一方DWEの方はライミング重視なのですね。ライミングついては下記から
先日Mother Goose(Nursery Rhymes)の重要性についての記事を書きました。 Mother Goos…
基本的な教材設計が異なるので比較するものではないな・・・・と、色々勉強した今では思いますね。
というか教材選びよりもっと大事なことがあるよ。
掛け流し、多読、フォニックス、おすすめ英語DVDなど親子英語の基本からワールドワイドキッズの教材レビューなど。
我が家で取り組み中の親子英語の情報をまとめました。詳しくは下記のまとめページから。