少し前フォニックスについてまとめた記事を書いたのですが、今日はそこででてきたシンセテックフォニックスのジョリーフォニックスについての記事になります。
シンセテックフォニックスって何って方はまずそちらをお読みください。
ういちゃん、1歳半からベネッセの子供向け英語教材ワールドワイドキッズ(WWK)でおうち英語を初めてもうすぐ4歳。 WWK…
ジョリーフォニックスとは
シンセテックフォニックスのひとつでイギリスの教員スー・ロイドさんが考案し、ジョリーラーニング社が指導方法と教材普及を進めています。
現在120カ国でジョリーフォニックスが普及しつつあり、非英語圏の子供の英語学習によいのではということで日本でも導入をはじめた学校や英語教室が増えてきているようです。
ジョリーフォニックスの大きな特徴としては「絵を見る」「お話を聞く」「声に出す」「動作をする」「書く」「触れる」「想像する」など、色々なアプローチからフォニックスを覚えさせようと働きかけること。
触感や手の動き、歌など子供によって覚えやすいものが違うので色んな方法を試してみるのですね。
そしてこれが非英語圏や、文字を文字として認識しにくいという学習障害(ディスレクシア)の子にもよいのではと言われる理由です。
手の動きに関してはyoutubeに動画があるのでそちらを見てもらうとよいかも。
Jolly phonicsは掛け流しとかではなく子供にきっちり「教える」ものですので教え方を学ぶ講習会というのが大人向けにあります。日本でも大都市圏が多いみたいですが、教員や親向けに公式トレーナーによる講習が定期的に開催されておりそういうところも教育現場に浸透してきている一因ではないかな。
小学校での必修化に伴って教師向けのJolly phonics講習会を小学校の先生に受講させた県もあったようですね。
日本の小学校の授業でどの程度取り入れられるかはわかりませんが、少なからず影響は受けたものになる・・・・・・・・と思いたい。まぁどうせ英語ネイティブと一回も喋ったことがないような先生が教えたりするんだろうし、日本の学校の英語教育にはあまり期待してないんですけどね。
ジョリーフォニックス日本サイト
Discover our 7-year Jolly Phonics and Grammar programme, as …
本家サイトを見てもらうとわかるのですが、一年かけてフォニックスを習得したあとはgrammar(文法)を6年間やるようになっていてgrammarの教材も出ています。そっちも気になりますね。
Jolly phonics イギリス版とアメリカ版
ジョリーフォニックスの各教材はamazonでも買えるので気軽に試せるのがよいです。
音楽CDのほかワークブックやフラッシュカード、レベル別のリーディング本などが出ています。
ジョリーフォニックス自体はイギリス発の教材なのですが、アメリカでも展開されていてそちらでも教材が出ています。
イギリス版音楽CD
アメリカ版音楽CD
イギリス版は半筆記体 Precursiveといってアルファベットの書き順の最初と最後の部分だけちょっと筆記体風になっており、アメリカ版はPrint lettersというウェブサイトの表示でもおなじみのブロック体です。
イギリス版とアメリカ版で教材内容に大きな違いはないと言われているのですが、音声が収録されてるものに関しては発音がちょっと違うんですかね?持ってないのでわからないのですが誰かご存知でしたらごコメントください。
日本でもアメリカとおなじく、筆記体は学校の授業では教えなくなってますのでどっちか迷ったらアメリカ版でもよいかもね。
Jolly phonics のセット教材
jollyフォニックスの教材は本やDVDやCDなど色々あって、個別でも買えますがいくつかはまとまったセットとして買うことができます。
My Jolly Phonics (Home Kit)
DVDとCDとActivity bookのセット。
DVDは例によってリージョンフリーのデッキじゃないと再生できないと思いますのでお気をつけください。
海外DVDの再生方法はこちらの記事を参考にしてください。
Jolly phonics exstra
こちらはうちで買ってみたexstraセットです。
一文字づつ発音をならうためのハードカバーの本Letter Sounds Book一冊、フラッシュカード、ペーパーバッグの本54冊、全てtalking pen(音声ペン)で音声が聞けるようになっています。
このセットはご家庭や少人数クラスむけのセット。
発音が再生されるペンがついてるのが最大の特徴です。というかジョリーフォニックスの教材ではこのセット以外には音声ペンが買えないようなので、発音に自信がない親はこのセットがマストですよね。本とカードは単体でも買えるみたいですがそちらはペンに対応してない(目にはみえないペン読み取り用のマーカーがついてない)ようなのでご注意ください。
このexstraセットはイギリス版しか存在しないのですが、どうもexstraにはpupil book(アメリカ版ではstudent book)というワークブック1から3が各4冊(計12冊)とteacher’s guideがついた小教室版と、ワークブックやガイドがついてないご家庭版のpersonal editionが存在するようです。
amazonで買えるexstraセットはご家庭版のpersonalの方だけのよう。
とはいえ単体でワークブックもガイドも買えるのでpersonalでも問題無いと思う。
レビュー見てると販売業者によってはひどいとこもあるみたいなのでamazonかbookdepositoryという本屋さんから出品されてるときに買うか、英語サイトに抵抗ないのであればうちみたいにイギリスamazonから買っちゃうのが良いと思います。注文したのをすっかり忘れた頃に届くことになりますけど。。。。
現在のところpupil bookの1だけそれに対応する日本語版ワークブックがあって、日本人指導者向けの日本語版ガイド本(CD音声つき)も存在しています。
書籍詳細によるとこちらはアメリカ版に準拠のようですがCD音声はアメリカ英語にもイギリス英語にも極端にかたよらないニュートラルなものだそうです。
教材に出てくる単語は子供にとってもみじかな物の名前を使っているはずなのですが、そもそもの文化が違うので日本人にとってはそんなの外国映画の中でしか見たことないわ・・・みたいなものが結構出てきたりするんですよね。
日本語版はそういうところが配慮されてたりするので、日本の子供にジョリーフォニックスを教えるには日本版の方がよかったので2と3のワークブックとガイドも早く出してっていうレビューもみかけました。
jolly phonicsアプリ
いくつかアプリがでています。
無料のものもちょっとだけお試しできて全文字をするためには有料という感じみたい。
iOSのほうがアプリの数が多いようにみえますがAndroid版はコンテンツ内課金でJolly Phonics LessonsのなかにJolly Phonics FunとJolly Phonics Testを含んでるみたいですね。
Letter Soundsはexstraセットにも音声ペン対応のものがふくまれてますがこっちのアプリのほうが子供にはうけるかもしれない。
このアプリ達でjolly phonics songとフラッシュカード、Letter Soundsが揃えられます。もちろん音声付で。
アプリ単体のお値段としては他と比べると高い気がしちゃうけどCDや本を買うよりお安いんですよね。
とりあえずゆるゆる導入
我が家では別の音声ペンのおもちゃを持っているので、これも音声ペンを渡すとういちゃんは触れれば音が出るものだというのを認識したっぽい。
まずはフラッシュカードにペンをタッチさせて一枚づつ聞き取って自分でも発音するというのを嬉々としてやってくれている。
本の方は最初にどの本か認識させるために本の最初のページの矢印を音声ペンでなぞってからじゃないといけないんだけど、それが自分ではできなくて自分一人じゃできないせいかカードほど積極的にはやろうとしてくれない。
単音の方は他のDVDだとかアプリでも覚えれるので、むしろ本の方をやって欲しいんだけどな。
4歳にやっとなったところで識字に関してはまだそんなに急がなくてもいいんじゃないのっていう思いと、私が今幼稚園役員に仕事に育児に忙しくてやる気がおきないので、しばらくはこれを使って教えるっていう気力が起こるまで本人にまかせて音声ペンで触らすだけになりそう。
jolly phonics自体はほんとに教育現場で使われているだけあってきっちりやれば効果はすごく高そう。
ただしお勉強色が強くて派手さとかおしゃれさとかはないので子供によってあうあわないはあるかもといった感じかな。
フォニックスって何?オンラインレッスンって何?など英語育児の基本をわかりやすく紹介(してるつもり)。英語育児関連の記事まとめページはこちらから。